(公財)日本板硝子材料工学助成会は、日本板硝子株式会社の創立60周年を記念して同社と関係会社の基金拠出によって、1979年3月に設立されました。以来47年、日本板硝子株式会社様をはじめ40社を超える多くのご寄附会社様、そしてご賛同を頂いた個人ご寄付者様からのご浄財と基金の運用を基に、我が国の無機材料の学術と技術の発展に少しでも貢献することを願って事業を継続して参りました。
御陰様で設立以来この47年間で、5,937件の応募総数の中から1,526件を選考し、総額19.3億円の助成金を贈呈致しました。
助成対象分野は、ガラス、セラミックス、半導体、カーボン等の無機材料を幅広く対象にしていますが、近年の傾向として有機無機複合体、ナノ材料、バイオ・医療、計算材料科学関連の応募も増えています。
助成テーマの選考につきましては、各分野を代表される選考委員の先生方により萌芽的な研究を重視した厳正で公正な選抜を実施して頂いております。
近年は毎年120件前後の御応募を頂き、約40件の助成をさせて頂いておりますが、御研究の内容はますます充実してまいりました。
これまでに助成致しましたテーマも、次々と開花して実りとなって収穫されて来ております。本財団は今後も微力ではございますが、無機材料の研究助成事業を着実に発展させたいと願っております。関係者の皆様には一層のご指導、ご協力、そしてご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
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